2015年5月10日日曜日

ゴールデンウィーク特別企画 その19

こんにちは。

前回に引き続き、少し時間を遡り、第6回きみっしょん(2007年)に参加された「ひろ」こと安平浩義さんより、コメントを頂きました。

安平さんは、高校2年生の時にきみっしょんに参加されました。そのときに「スペースデブリ」という問題に出会って関心を持ち、防衛大学校の航空宇宙工学科に進学。在学中に衛星設計コンテストで「デブリ軌道変更衛星」を発表し賞を受賞されており、卒業研究でも「スペースデブリ除去システム」に取り組まれた方です。
大学を卒業した現在は、自衛隊で働いておられます。

きみっしょんへの参加が、どのように大学での研究テーマに影響を及ぼしたのか教えて頂きました。また、高校生へのメッセージもいただきましたので、ぜひご一読ください。
それでは、どうぞ!

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1.進路選択への影響

 私は、高校2年生のときに、きみっしょんに参加しました。当時は、大学進学したいと考えてはいましたが、研究分野や研究テーマは全く考えていませんでした。そんな何も考えていない私ときみっしょんとの出会いは、高校の先生の「安平くん、暇ならこれに応募してみない?」という一言でした。
 そして、実際に参加してみて、全国の高校生たちと多くの意見を交換することで広い視野で物事が見ることができるようになり、1週間と短い期間でありましたが研究のプロセスを学ぶことができました。
 さらに、そこでの一番の出会いは、地球を覆う大量の人工衛星とスペースデブリでした。その現状を目にした時、この分野の研究をしたいと感じました。そして、航空宇宙工学分野を勉強することに決めました。


2.きみっしょんと今の研究

 私が、航空宇宙分野を勉強すればするほど、今後も人類が宇宙空間を利用するには、スペースデブリを除去しなければならないと強く感じました。
 そこで、きみっしょんに参加した際に他のグループが発表していたスペースデブリ除去システムを思い出し、私なりのスペースデブリ除去システムを考えることを決め、卒業研究としてスペースデブリ除去衛星の設計をテーマにしました。


3.高校生へのメッセージ

 私がきみっしょんに参加するきっかけは高校の先生の一言であり、夏休みに神奈川県という都会で1週間も過ごせるということもあり、応募してみようと思いました。こんな私が現在の高校生に伝えたいことは、きみっしょんが有意義な企画であることを理解した上で参加してほしいということです。私が感じたメリットは2つあります。

 1つ目は、全国の高校生とアシスタントの大学院生とJAXAの教授の方々と接することで、視野が広くなることです。
 2つ目は、アイディアを現実的なものにしていくという研究のプロセスを学べるということです。
 この2つのことを理解して参加して、自分にとって有意義な時間を過ごしてください。

第6回きみっしょん B班 安平浩義

第6回きみっしょんに参加した当時の安平さん。

現在の安平さん。(左から2番目)