2015年4月26日日曜日

スタッフ紹介 班長 その4

初めてご覧になる皆さん、はじめまして!
一昨年のきみっしょんブログをご覧の皆様、お久しぶりです!
げんがーですm(__)m

写真は2013年に副事務局長をしたときのもの

【研究】
私は、総合研究大学院大学 物理科学研究科 宇宙科学専攻の大学院生で、
宇宙研での所属は、太陽系科学研究系固体惑星グループ安部正真研究室です。
加えて、下記のチームにも所属しています。
はやぶさ2プロジェクトチーム
衛星開発や運用等、工学や理学を問わず様々な人が参加しているチーム
はやぶさ2サイエンスチーム
サイエンス成果を最大にするために結成された、惑星科学研究者を主体としたチーム
JAXAキュレーションチーム
現在は主に小惑星探査機はやぶさが持ち帰った、小惑星イトカワのサンプルの管理や保管、研究者への配分等を行うチーム

自身の研究は、小惑星表面の物質における宇宙風化作用ついて研究しています。
テーマは、「固体惑星表面における太陽風プロトンの影響の理解」です。

小惑星や月などを探査した時、表面を形成している鉱物を決定する有力な手段として、分光観測があります。天体表面における太陽光反射光を虹色にわけて各波長での光の強さを観察するのです。
月周回衛星かぐやや、小惑星探査機はやぶさでは、分光観測の結果を元に表面物質を決定しました。小惑星探査機はやぶさ2では、この手法で物質を決定し、サンプル採取地点を決定します。はやぶさ2で分光観測を行うのは、私が所属しているチームで開発した近赤外分光計NIRS3です(参考:http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/3291.html)。

しかし、小惑星や月などの大気をほとんど持たない固体惑星の表層は、太陽風イオン《太陽から飛んでくるイオン》の照射や、宇宙空間のダストなどによる微小隕石衝突、銀河宇宙線の照射によって色が少し変わってしまいます。
小惑星等の表面は、日焼けしているわけです。
この日焼けは、分光観測による物質決定には強敵です。きちんと理解しなければ、持ち帰るサンプルが本当に欲しいと思っている物質かどうかわからないからです。

私の研究では特に、太陽風で最も多く含まれるイオン《水素》が小惑星表面鉱物と反応し鉱物中に「」《OH基などを含む》を生成しているのではないかということを、地球上の鉱物に水素イオンビームを照射し、その反射光の変化から調べています。月や水星で存在が示唆されている「」や、地球の「」の起源にも繋がるかもしれません。
私は、
この研究は、はやぶさ2成功のためには欠かせない!
と、自負しています。
なんたって、はやぶさ2は「」を探しに行くんですから( ̄ー ̄)

とまぁ長文に成りましたが、こんな感じで自分の研究大好きなげんがーをよろしくお願いしますm(__)m

【きみっしょん】
とうとう班長という大役を仰せつかりました。
プレッシャーはんぱないです!
高校生の皆さんをサポート出来るよう頑張ります( ̄^ ̄)ゞ

きみっしょん期間中は、今まで体験したことのない様々なことが体験できると思います。初めて会う人々といきなり激論を交わし、ミッションテーマを決め、大学院生のサポートの下、ミッションの質を高めていきます。正直、かなりハードな1週間になります。考えすぎで頭痛くなるくらいがいいんじゃないですかね!?

しかし、ハードなことばかりじゃありません!
宇宙好きの友達が出来、宇宙オタクの大学院生に囲まれ、もしかしたらテレビに出てくる宇宙のプロ達と会うことができるかもしれません。

その全てが、みなさんの人生において何かしらのきっかけとなってくれるよう、しっかり準備をしてお待ちしています♪

ちなみに、私は宇宙研における学生間での自己紹介で本名を明かさないので、一年以上知り合いでありながら、本名をつい最近まで知らなかった後輩も多いです。
みなさんも、げんがーと気軽に呼んでください。
ではみなさん、きみっしょん当日にお会いしましょう(*^^*)